積雪の季節のお客様

Kidney

2017年01月30日 18:34


2017年(平成29年)が始まりました。昨シーズンは雪が少なく駐車場の管理が極めて楽でしたが、打ってかわって今年は数年ぶりの豪雪。ここ数日の陽気でやっと溶けてきましたが連日の雪かきで足腰が悲鳴を上げています・・・。




広範囲に降雪があるとクリニック中庭には普段にも増してお客様が「飛来」します。見ていると枝に残った木の実や、枝から落ちた白樺の枯れた雄花を啄んでおり、エサ不足で少しでも可食物がある場所を求めて集まるようです。

丁度食べきれなかったリンゴが残っていたので、空腹のお客様におもてなしして差し上げました(笑)

早速、編隊で飛来するムクドリ。





「スズメ」と一緒にお食事中の「ムクドリ」。昨年もブログに書きましたが近年は都市に適応して大量に繁殖し街路樹をねぐらにするため、騒音や糞害が問題となっています。一方で害虫駆除に役立つ益鳥とされていた時代もありました。また古書には「味よし」と記載されているようですが、実際は下処理と調理方法そして趣向によって食味の感想は人それぞれです。





こちらは「ヒヨドリ」ムクドリとほぼ同じサイズ、知能の高さはカラスに次ぐレベルとのこと。仔飼にすると人に良く懐くため昔は貴族の間で重宝されたとか。ちなみに脂が乗っていてムクドリより美味だそうです。






向かって左側のクチバシがずんぐりした個体は「シメ」このクチバシ(嘴)がロウ(蝋)の様な色をしていることから別名は蝋嘴鳥(ロウショウチョウ)。このクチバシは頑強で、草木の硬い種子をバリバリかみ砕くのに役立つそうです。





見たままのネーミング「メジロ」スズメより一回り小ぶりで果実や花の蜜を好みます。初春には梅の蜜を吸うメジロの姿が、写真愛好家のシャッター欲をくすぐるそうです。





メジロの手前は「ツグミ」冬鳥のため越冬地である日本では基本的にさえずりをせず、口を「つぐむ」ため和名が「ツグミ」になったとか。以前は食用として供され1970年代頃までは焼き鳥屋で一般的だったそうです。現在は禁鳥で食べることは出来ません(美味しんぼ21巻参照)




さて、今月の治療指標の達成度です。






今月は「お年越し」があり普段と食事内容が若干変わる月です。この時季ならではの加工品もあり採血結果への影響を心配しましたが、血清リン(P)の平均値はほとんど変化なく

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