2022年05月31日

初夏の陽気の皐月後半


春の花が一段落してサツキの咲く時期になりました。




サツキに混じりシャクナゲも満開。





玄関周りも賑やかな色合いになってきました。




(東京経済オンラインより)
全国の実行再生産数は1を下回り感染者数収束の傾向にあります。長野県の実行再生産数も同様の傾向にあり少しずつ日常にもどりつつある感じがします。週末の街中も人出が多くなり活気を取り戻しつつありますが、医療機関や高齢者施設では施設内で集団発生が生じないように細心の注意を払う状態が続いています。それでも今月長野県内で複数の病院で外来が休止になるなど、街の賑わいとは相容れない場面も未だ見られます。

新型コロナウイルスワクチンの4回目接種対象者は60歳以上の高齢者と重症化リスクのある持病を持つ人に限定されました。これは現在のワクチンは発症予防効果については短期間しか寄与せずむしろ長期的に重症化予防効果を示すことから、後者に重きを置いて対象を絞ったものと推察されます。外国人観光客の受け入れなど人の交流が増加する中で重症化や後遺症のリスクを回避しつつ日常生活を取り戻すため、より多くの人が追加接種を受けることが大切と考えます。




4月の治療指標の達成度です。




定期検査が最終週となってしまい4月のブログアップに間に合いませんでした。今月も下旬の検査でしたが何とか間に合いました。





日本透析医会の指標は何れも90%以上の達成度を維持しています。透析患者の高齢化に伴い栄養状態が律速段階となり、高効率の透析を継続出来ないケースが年々目立つ様になりました。それに伴いβ2MGの除去効率も緩徐低下傾向です。しかし重要なのは個々に合った透析をオーダーメイドで提供することであり元気に長生きできる治療を今後も目指したいと思います。




5月後半に30℃を越える真夏日を経験しました。体が暑さに慣れていないこともあり体調不良を訴える方もおられました。




新型コロナウイルス感染症を風邪レベルと考えることは時期尚早、
高齢者や持病持ちの人は命を守るために感染自体を回避(ワクチン未接種の人も)、
重症化リスクの低い人でもADLを落とす後遺症を避けるためになるべく感染回避、
それでも感染してしまったら周囲に広げないように注意、
ワクチン接種は重症化予防、後遺症回避、集団免疫の形成の何れにも寄与するため、禁忌でない限り受けることが大切、
更に体調管理と感染予防を地道に続けることが安全に日常生活を元に戻す近道です。


須坂 腎・透析クリニック
  


Posted by Kidney at 16:45Comments(0)ひとりごと
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