2015年04月28日
季節の変わり目
花の盛りがコヒガンサクラからソメイヨシノに変わる頃が日本内科学会総会の季節、そして今年の会場は京都。土曜日の診療を終えていつもならば特急しなのを使い名古屋経由で行きますが、今年は新幹線で金沢まで行き特急サンダーバードで京都入り。
上越市を通過した際の妙高山。
金沢経由も名古屋経由も時間的にはほぼ同じで乗り換えも一回ずつ。金沢経由の方が数千円運賃が高くつきますが「振り子型」特急で程よく三半規管を揺さぶられるよりも随分快適な移動でした。
毎年当たり前のように参加している学会ですが、Face bookのとある記事に「情報配信が多様化している現在、都市部で学会を開催することにどれだけの意義があるのか」とそのあり方を問う一節がありました。たしかに移動の時間が長い割に学会に参加出来る時間は短く(特に京都は大変混雑していてホテルから会場に行くまでも難渋しました!)一方では参加しないと専門資格の更新が出来ない仕組みでもあり、専門資格のあり方も変化の途上ですが学会の姿も今後はスマートなカタチに変わってゆくかもしれません。それでも日常から離れた場所で、時間は限られますが文字会話でない直接の討議をし、そのための準備を出来る範囲で集中的に行うことで、知的好奇心を定期的に賦活する意義は個人的にはあるように思います。
さて季節は冬から初春を経て晩春への変わり目、急に雨が降ったり、1日の気温差が20℃近くあったりと、この時期は以外と体に厳しいです。それでもクリニック中庭は徐々に春の景色になってきました。
4月初旬の白木蓮、今では花は散り若葉に変わっています。
咲き始めのユキヤナギ、背景は宿根植物のムスカリ。早春を飾った両者もこの頃は退色し始めています。庭を見る限り春の時間の流れは以外と早く感じます。
サクラの花に鳥、蜜を吸うためか頻繁に鳥が訪れました。手前はサンシュユ、更に鶯の声でもあれば最高の景観?しかしながら囀りを聞くことは出来ませんでした。
雨後の景色、今年も手前にナスタチューム(キンレンカ)を植えてみました。秋まで花を咲かせ続けます。
雨後のシャクナゲ、昨年はうどんこ病で開花出来ませんでしたが今年は何とか一株のみキレイに咲きました(汗。植える場所でも随分花付きが変わります。
4月下旬になるとサクラも地面に花びらを残すのみ、かわりに紫陽花の新芽が動きはじめました。
「タイツリソウ」とも呼ばれるケマンソウ。宿根植物で手が掛からず毎年咲いてくれます。
今月の自己管理指標(治療指標)
提示を始めてから一年が経過しました、ネットで検索をしても開示している医療機関が増えてきています。貴重な医療財源を使い治療を行う上で、医療の質と透明性の維持確は重要であると考えます。
先月と比較してもほとんど変化なく、比較的良いレベルを維持出来ています。栄養指導などなるべく介入を試みていますが、血清アルブミン(Alb)がなかなか上昇しません。nPCRも延びず十分なカロリーおよびタンパク質摂取で出来ていない印象です。逆に高齢で食が細くなった方には栄養補助食品をお勧めするとともに、必要以上に透析量が上がらないように条件の調節も行っています。貧血の指標であるHbも十分な数値ですが、貯蔵鉄の指標でもあるフェリチン(ferritin)は若干低下しました。過去のブログでも触れましたが鉄剤の適正投与についてはまだ議論の余地があり、過剰投与にならない様に気をつけています。
フジの花穂、GW前に開花しそうな勢いです。フジはキレイですが咲くと大型の蜂(クマバチ)が高率に飛来し、庭作業の妨げになるのが難点。
追記:クマバチは肉食かつ凶暴なスズメバチと異なり、大きさや羽音の割に温厚だそうです。ですが・・・親指ほどの黒い飛翔体が「ブ〜ン」と低い羽音で接近してきたら、本能的に逃げます(笑
昨日の庭の様子、週末の陽気でミツバツツジが開花しました。
クリニック3年目の春、しっかり透析で元気に通える透析治療を今年度も進めます。
須坂 腎・透析クリニック
Posted by Kidney at 11:59│Comments(0)
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