2017年03月29日
サクラ咲く春
流石にソメイヨシノはまだ咲いていませんが、スイセンの黄色の花弁が鮮やかに開き、遠慮気味に咲くクリスマスローズとともに庭に彩りを添えています。
ひっそりと咲くのはカタクリの花。
しばらく姿を見せなかったキジバトも飛来するようになりました。
「サクラサク」季節、准看資格で一足早く入職していた新人さんが、無事看護師国家試験に合格!
ささやかながら、ケーキでお祝いです♩4月からは総勢20名のスタッフでクリニックが稼働します。夕方から夜間の職員配置を増員し、この時間帯での受け入れ体制も強化の予定です。
昨年11月に増床分のベッドサイドにも個別に液晶テレビを配置しました。増床前のベッドにもテレビは配置されていますが、NHK衛星放送の画面メッセージを一部解除していない機器があったため、先月全台のメッセージ消去をNHKに依頼しました。すると地元NHKの営業部からテレビの設置状況の確認をしたいとの申し入れがあり、今月担当者が来院しました。
当院では2013年の開業時に別の担当者が状況確認に来ており、一部屋1契約の原則で透析室は1部屋と見なし20台のベッドに設置した20台の小型液晶テレビはまとめて1契約、待合室などその他4台と併せて衛星5契約としていました。さて、今月来院した担当氏は「契約台数と画面メッセージ削除依頼数の差が大きい」云々と述べ始めたので、2013年時の契約書と説明を行った人物の名刺を提示すると、この人は「外郭団体の職員で今はいるかいないかもわからない人物」と発言、この言動には大きな疑問を抱きました。NHKは受像装置があれば法的に契約が取れるという圧倒的に優位な立場にあり、従って契約の際は公平かつ公正な説明と法(放送受信規約)の適応が求められます。間違っているならばいざ知らず、過去の契約においてなされた説明を蔑ろにするような言い方には強い不信感を覚えました。担当者は増設した8台分を新たに契約させようとしたり、現状では事業者割引の適応が出来なくなる等の怪しげな誘導もしてきました。そこでwebに公開されているNHK onlineで受信料についてのよくある質問集に「講堂やホール、デパート売場、大きな事務室など、広大な区画を有する場所に2台以上のテレビが設置されている場合の契約は、部屋に準じるものを単位として取り扱うことになりますが、詳しくはもよりの営業センター・営業部にお問い合わせください。」との記載があり、2013年時の契約時にされた説明はこれに矛盾しないこと、今回の台数増加に関しては同じフロア内の増設として追加契約の必要性は認識していないが、どうしてもと言うならば増設部分を1部屋として衛星6契約としても良いがそれ以上の妥協を一切しない旨を伝え事案をお持ち帰り頂きました。後日、その契約でOKとの結論に至りました、当然事業者割引も継続です。しかしこちらが根拠を示して交渉していなければ、法的に妥当な数以上の契約を結ばされた可能性もあり釈然としませんでした。ネットで検索すると透析室のベッドサイドテレビに関しては同じフロアでもベッドの列ごとに契約を結ばされるなど、公平・公正とはいえない事例が多く発生している様子です。患者さんに無料のテレビ視聴サービスを提供する上でNHKの受信料は大きな問題です。他業種の方も含めて必要以上の契約を取られていないか、見直してみては如何でしょうか。
参考:NHK online-受信料-よくある質問集
http://www.nhk.or.jp/faq-corner/03jushinryou/02/03-02-04.htm
今月の治療目標の達成度です。
今月もHb, P, Kt/V 1.2以上, いずれも90%以上の達成率を維持しています。i-PTHは90%を若干下回りました。それでもi-PTH>500の方はおらずPのコントロールと内服薬の調節で改善が期待されます。透析時間がやや減ってしまったのは残念ですが、先月は除水量が多く透析時間を延長されていたケースが本来の時間に戻った影響です。恒常的に透析時間を増やせる様に啓蒙を続ける必要があります。今月から30分だけ透析時間を延長した方のKt/Vが先月より20%増加しました。ご本人が食事に気をつけた効果も相まって透析前のPが26%も低下しており透析時間の延長はかなり効果的であった印象です。当院独自指標では栄養関係の指標は何とか横這い。Alb値も全国平均以上を維持しています。週1回の鉄剤の補充を適宜行った結果Tsat>20%の比率は増え、ESAの使用量も低下傾向です。一方でferritinの過度な上昇は無く良い傾向と言えます。不思議なのはβ2MGの動向です。除去率が低下し透析後の値が上昇しました。昨年も3月の除去率が最低となっておりその傾向が今年も再現されるのか、興味深く見守りたいと思います。
先月末に鉢を一回り大きなモノに植え替えたブーゲンビリア、今年も花を付け始めました。
院内の植物はこの1月から看護助手の吉澤さんが専ら管理してくれています。非常に管理が行き届いており、頂き物の鉢も枯れること無く再度開花をしています。当院の看護助手さんは、清掃から患者さんのサポートから植物の世話まで八面六臂の活躍です!
季節の変わり目は体調も乱れやすく、インフルエンザや急性胃腸炎も減ってきましたが、まだ一定のレベルで罹患者が出ています。温かくなるまであとわずか、抜かりなく体調管理を続けましょう!
須坂 腎・透析クリニック
Posted by Kidney at 21:06│Comments(0)
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