2016年03月30日
沈丁花の季節

クリニック玄関脇に沈丁花と金木犀が植えられています。開花して薫る期間はわずかですが、春と秋の季節の風物詩となっています。ここ数日のあたたかさで沈丁花が一気に開花して、淡い芳香を楽しめるようになりました。今日は気温が高く玄関横の窓を開けていたら、室内にも香が漂ってきました。

中庭の花木も彩りを添えています。手前から黄色い花のサンシュユ、コヒガンザクラ、ハクモクレン。

下に目をやるとムスカリの花も葉の間からニョキっと顔を出してきました。
3月は次第に暖かくなる一方で寒の戻りもあり、むしろ寒いだけの時期よりも体調の維持に難渋する印象です。今年はインフルエンザの流行パターンが例年と異なり、A型のピークが遅れB型の流行期と一部重なったためか罹患される方がやや多くなりました。透析室でも何名か感染例がありましたが、重症化することなく治癒しています。特に予防接種を受けた方では症状が軽く発熱が全く見られないケースもありました。従来、透析患者へのインフルエンザ・ワクチンの効果に関しては有効性が必ずしも明確でない部分がありました。しかし2014年に発表された海外の論文では流行シーズンの全死亡を32%減少させ、インフルエンザおよび肺炎による死亡を14%減少させたとあり、一定以上の有効性が示されたといえます。
今月の治療指標の達成度です。

更に外来導入の方、導入間もない方の転院が増えて透析時間、Kt/Vは低下傾向ですが、導入後3ヶ月未満の方を除いて算出すると横這い〜上昇していました。貧血の管理では2015年版の新たなガイドラインで「鉄剤の静脈投与は40mgを週1回もしくは2週に一回投与し13回を1クールとする」との指針が提唱されています。当院では静注鉄剤の使用は1回40mgを週2回、概ね1クール6回(3週間)として毎月のHb, Tsat, ferritinを確認しながら追加投与の必要性を検討してきました。その結果Hbの維持とferritinの適正化の両者をバランス良く達成出来ていました。一方で静注鉄剤の投与量が月200mgを越えると感染症関連の入院や死亡のリスクが増えるとの報告もあり、今後は週50mg以内、月200mgを越えない投与法にシフトしたいと思います。2次性副甲状腺機能亢進症の管理ではレグパラ12.5mg錠の登場で一層管理がし易くなりました。今月は未治療の患者さんの編入で達成率がやや低下しましたが、二ヶ月後には十分改善が見込めそうです。β2MGの季節変動に関する報告は見当たりませんが、寒くなると上昇し、暖かくなると減少する印象です。今月からβ2MGを透析前後で測定し除去率も計算しています。今後除去率80%以上を目指します。栄養指標ではGNRIに比較して筋肉量を表す%CGRが低めです。高齢の方が多いことも影響しているかもしれませんが、季候が良くなり外に出る機会が多くなれば改善するかもしれません。

コヒガンザクラ、ソメイヨシノより濃い色で開花時期も数週早めです。

白のクリスマスローズ、名前と異なり春に開花する品種が多いそうです。

患者さんから頂いたカタクリ、和の佇まいです♪
ご当地情報をひとつ。当院からクルマで20分の高山村牧に昨年蕎麦屋がオープンしました。
「子安そば 文の蔵」
万座道路(県道54号➡112号)を東に登り、351号の分岐を左折せず112号をもう20mほど行った左手です。

全粒粉と覚しき色合いで星が目立ち一目で粗挽きと分かる荒々しさ。手繰って口に含むと蕎麦の香り豊かでしっかりとした歯応えがあり、噛むと穀類のもっちり感がしっかり残る。喉越しはざっくりして存在感を強調する。しかも切れない。
月数回通っています(笑

来月(といっても明後日)開院3年目を迎えます。来月須坂市内にオープンする透析患者さんも入居可能な高齢者住宅「ナーシングホーム須坂」と新たに連携させていただき、在宅療養の困難な透析患者さんも積極的に対応してゆく予定です。それとともに透析ベッドも完全満床に近く手狭となってきました。現在対応策を練っておりますので、当院で透析を希望されている予約患者さんにはご迷惑をお掛けしますがもうしばらくお待ち頂きたくお願いを申し上げます。
須坂 腎・透析クリニック