2018年03月28日

6回目の芽吹きの季節

6回目の芽吹きの季節


季節が進んだり戻ったりの「三寒四温」もいよいよ終盤となり、本格的な春が訪れようとしています。




6回目の芽吹きの季節
クリニックの中でもブーゲンビリアが今年もたくさんの花を付け、




6回目の芽吹きの季節
苔山仕立てのミニサクラも満開となり、





6回目の芽吹きの季節
上旬にはまだ蕾だったスイセンもトップイメージの如く咲き誇っています。





他にもクリニックの中庭では・・・
6回目の芽吹きの季節
イロハモミジの木陰にひっそりとカタクリの花が咲き





6回目の芽吹きの季節
ムスカリも顔を出し





6回目の芽吹きの季節
クリスマスローズも下向きの花弁を揺らしています。





区切りの季節、3月。
6回目の芽吹きの季節
昨年から短期パートで参加し、この3月に正式入職となった新人さんも看護師国家試験に無事合格しました。お祝いのケーキを食べているのは昨年の合格者(笑





6回目の芽吹きの季節
スタッフルームのひとこま、Heigoroのケーキは甘さ控えめで中々美味でした♪





今月の治療指標の達成度です。
6回目の芽吹きの季節




6回目の芽吹きの季節


今月も透析医会の指標は概ね90%以上の達成度を維持しています。新規導入患者さんが相次ぎ、透析時間4時間未満の方が増えています。透析導入に伴い体調が回復し食事摂取量が増えつつある方もいます。透析効率が低いままでは血清Pが許容限度以上に上昇してしまうこともあり、今後の尿量減少の度合いなども勘案して透析時間は4時間或いはそれ以上に調節してゆきます。PTHは特定の方で高値が継続した他、前回の結果で内服薬を変えた方が2桁から4桁まで急上昇したケースがありました。後者は PTHのビタミンD依存性が極めて強く用量調節が難しいケースです。逆にビタミンD製剤の追加によりPTHの低下も速やかであるため、先ず許容内まで低下させ、回の減量をより慎重に行う方針です。
前者ではカルシウムが低くリンが高いケースが多くレグパラ、ビタミンD製剤ともに増量が困難となっています。この場合は透析効率の増加や食事内容の是正で先ずリンのコントロールから始める必要があります。透析時間の延長でリンの数値に余裕が出来たケースでは再度ビタミンD製剤の増量を試みますが、場合によってはパーサビブの導入も検討されます。

栄養指標である血清アルブミンを下げず血清リンが十分低いレベルを維持出来ているのは高効率透析の効果と言えますが、引き続き食事摂取量や栄養状態の推移に併せて効率調整は個別にきめ細かく行う方針です。一方でβ2MGの除去率は血流低下や透析時間の短縮で容易に低下するため、栄養状態を優先させ効率を落とすとどうしても低くなります。逆にQb 400ml/minで3.0㎡の膜を使い5時間透析をしている方の中には、90%近い除去を達成するケースもありました。若くて栄養状態の良い方には高血流高効率は望ましい治療選択です。今後増加が予想される高齢で栄養状態が若干低下傾向の方に対しては、効率よりも栄養状態の維持を優先させる方針です。この辺りについては信頼性の高いevidenceが欲しいところでもあります。



6回目の芽吹きの季節
珍しくオダマキが売られていたので数株移植してみました。以前は咲いていたのですが樹勢が低下しいつの間にか見かけなくなっていました。




6回目の芽吹きの季節
昨年はほとんど咲かなかったサンシュユ、今年は花数が増えました。




6回目の芽吹きの季節
今日のハクモクレン、温かさに誘われて大きく開花しました。




6回目の芽吹きの季節
沈丁花はまだ準備中、開花報告は来月に。




6回目の芽吹きの季節
同じくジューンベリーも開花までもう一歩です。




6回目の芽吹きの季節
それぞれの進路が決まり生活や環境が変化する人も多い3月。
新たに看護師資格を得た新人さんの活躍を希望し、
家人の転勤で惜しまれながら今月退職された看護師さん、子育てが一段落したらまたこの分野で大きく活躍することを祈念。
来週入職する経験豊富な看護師さんの即戦力にも期待したいところ。

当クリニックも5周年、4月より6年目となります。
そして現在90名近い透析患者さんが通院されています。
「最新の透析治療を安全かつ快適に、そして個々のライフスタイルに併せて」の初心を忘れることなく、
日々の診療に邁進したい所存です。


須坂 腎・透析クリニック


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Posted by Kidney at 20:28│Comments(0)ひとりごと
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