2021年05月25日
ワクチン接種始まる皐月に咲くサツキ

GWが空けて2週間、今年は早い梅雨入りになるそうですが既に曇り空の日が多く青空を背景にした写真が中々撮れませんでした。写真はクリニック玄関脇のサツキとシャクナゲ。

春の花々が一段落して次の季節の花が咲き始めています、雨後のシランをマクロレンズで。

白く小さな花が鈴なりになるエゴノキ。

ギボウシも葉を広げました。

葉の上のしずくに晴れ間からの太陽が反射していました。

(東洋経済オンラインより)
GW空けに心配された新型コロナウイルス感染者の急増は長野県を見る限り大きく目立ちませんが、前回までの流行の波と比較すると収束すること無くだらだらと感染者が出続けています。

長野県の実効再生産率も1をやや上回っており収束の兆しは見えていません。むしろクラスターが散発すれば感染者数が急上昇してもおかしくないレベルです。従来株でギリギリ実行再生産数が1を下回っていたのが変異株への置換によりやや1を上回るようになった可能性が指摘されています。

一方で全国的には新たに緊急事態宣言が発令された自治体が増えて10都道府県になりました。重点措置も愛媛県が解除されましたが尚8県に適応されています。比較的人口が多い都市部とその周辺で感染制御が困難であり、沖縄においてはGWにおける県外からの流入も感染者数急増の要因とされています。
高齢者のワクチン接種が開始され今後順調に接種率が上がってくると予想されます。同時に全国的に感染の制御は十分出来ておらず個人個人がガードを下げず当事者意識を持って感染予防に努めることが大切です。特に変異株に置き換わってから感染性が上昇しており中々実行再生産数が下がらない原因とされています。ポリウレタンのマスクを着用していたにもかかわらず至近で会話を続けたことで感染が成立した、会議室の中で換気をしつつマスクを着用して数時間会議をしたところクラスター化したなど従来よりも感染予防を強化すべき局面も出てきました。私自身は三密のイメージを広げてどのような場面で飛沫感染が成立しやすいか常に心掛けるようにいています。
長野県のホームページより感染事例を引用して示します。





長野県HP該当ページ
今月の治療指標の達成度です。


昨年測定サンプルを血清から血漿に変更し若干高値となったi-PTHです。年越しの影響で血清Pが上昇し連動して高めとなっていましたがやっと落ち着いて来た印象です。透析医会の達成度は全項目90%を越えています。栄養指標は横這いですが気温が高くなり食欲が低下しやすいこれからが大事な時期となります。
新型コロナワクチンの医療従事者接種が進んでいます。高齢者の接種も始まりました。信頼できる多くのデータがワクチンの有用性と安全性を示しています。感染予防に努めつつ粛々と接種が進むことを希望します。

冬鳥がいなくなった中庭ではスズメとヤマバト(キジバト)が主役です。写真左端に毛がボサボサのスズメが1羽います。老スズメかと思いましたが嘴の付け根にわずかに黄色がみられるため、むしろ幼鳥の可能性があります。

何か超然としており餌に目もくれずアーチの上に移動し、

毛繕いを始めました。

ブーゲンビリア
アメリカ合衆国や英国においてワクチン接種の普及により日常生活が戻りつつあります。わが国では残念ながらその段階にありませんがワクチン接種は始まっており毎日接種者は確実に増えています。ゴールはまだ遠いながらも見えてきました。個々が冷静に当事者意識を忘れず感染対策を行いながら経済活動を続けることが大切に思います。
須坂 腎・透析クリニック
Posted by Kidney at 17:24│Comments(0)
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